学術講演会「租税法の基本原則」を開催しました:11/5
11月5日(水)に、東北大学の澁谷雅弘教授を講演者としてお招きして、学術講演会『租税法の基本原則』と研究会を開催しました。この学術講演会と研究会は、東北税理士会のご協力により、税理士会の認定研修として指定を受けたものです。
前半の学術講演会は、学類生にもわかり易く、かつ税理士等の専門家にも意義のあるものをとの澁谷先生のご配慮により、租税法の導入部分であり、租税法上のあらゆる論点に通底する、租税法の基本原則をテーマとして行われました。法の形式的視点のみならず、経済取引を行う場合の予測可能性の視点も取り入れ、重要判例も網羅した濃密なものとなり、参加者は熱心に耳を傾け、ノートをとっていました。
■講演会(澁谷先生)
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提供:平野智久講師 |
後半は、税理士として第一線で活躍する実務家を交えて、最高裁判所の平成25年7月12日判決(土地の評価と適正な時価との関係に関するもの)をもとに判例研究会が行われました。研究会では、澁谷先生により判決の詳細な検討がなされた後、参加者のそれぞれの専門分野の視点から双発的な議論が行われ、大変有意義なものとなりました。
■研究会
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提供:稲村健太郎准教授 |
文責:稲村 健太郎(准教授)