2016年10月11日火曜日

福島大学硬式野球部が優勝

福島大学硬式野球部が南東北大学野球連盟秋季リーグにおいて
10月9日(日)、優勝決定戦で石巻専修大を破り、
5年・10季ぶりとなる9度目の優勝を果たしました。


そもそも硬式野球部は今年度の始まりにおいて
投手陣が充実しており好成績が期待されていたのですが
春季リーグでは歯車がかみ合わず、2勝8敗の5位と惨敗しました。

さらにそこから4年生の大半と公務員試験組の3年生が引退し
危機感を持って迎えた秋季リーグとなりました。

硬式野球部は
新キャプテン砂川宜生くん(栃木高、人間発達文化学類3年)と
学生監督平沢陸登くん(長岡、人間発達文化学類3年)を中心に立て直しを図り、
大きく入れ替わったセンターラインには福原大生くん(小樽潮陵、人間発達文化学類)や長谷祐弥くん(成田、人間発達文化学類)の1年生や
利田雄大くん(高岡南、人間発達文化学類2年)が台頭、
秋季リーグを8勝2敗の同率1位で終え、
石巻専修大学との優勝決定戦に駒を進めました。


10月9日の優勝決定戦では、ライトからレフトへ強風が吹く生憎の悪天候の中、
レフトの善方裕隆くん(須賀川桐陽、共生システム理工学類2年)やキャッチャーの益子弦くん(水戸商業、経済経営学類4年)が好守備を連発、
堅守で苦しいイニングを耐えてリズムを作りました。
そして7回に善方くんの三塁打で勝ち越すと、
投手陣も、先発の渡邉晃太くん(安積黎明、経済経営学類2年)が7回2失点と好投し、
そこから芳屋快くん(能代松陽、経済経営学類2年)、伊藤亨太くん(泉館山、行政政策学類3年)と継投し、
7-3で勝利しました。


福島大学は国立でもあり、野球部に特別の推薦枠などはありません。
野球場はありますが、準硬式野球部やソフトボール部と共有であり、
雪国であるにもかかわらず室内練習場などもなく、
施設・条件面での不利を、
個々人の主体的な努力とチームワークで乗り越えてきました。

その意味で、
4年生の最後まで連盟の仕事も頑張った新田幸奈さん(葵、人間発達文化学類4年)や
新しくスタッフに加わった、経済経営学類1年生マネージャー・カルテットの
浅尾友結さん(安積黎明)、瀧澤香花さん(花巻東)、土田蒼衣さん(寒河江)、吉村華さん(福島)の活躍は、
学生が主体となって部をマネジメントする硬式野球部を象徴する、素晴らしいものでした。



硬式野球部は、この後、神宮での全国大会出場をかけて、
10月22日に仙台市民球場で強豪の富士大学硬式野球部(北東北大学野球連盟優勝校)と対戦します。


皆様方の応援をよろしくお願いします。


報道記事
 日刊スポーツさん:福島大5年ぶりV 神宮切符へ22日富士大と対戦
 スポーツ報知さん:【南東北大学】国立の福島大が優勝決定戦制し10季ぶり9度目V
 福島民友さん  :福島大10季ぶり優勝 南東北大学野球リーグ1部

学類ブログの過去記事:福島大学硬式野球部は神宮を目指して頑張っています



 文責:衣川修平准教授



授与された優勝旗とともに歓喜に沸く福島大の選手たち。