※後援会報 第49号(2015.1/23発行) 転載記事
豊田一騎(奥本英樹ゼミ)
私たち奥本ゼミは、仙台市における東北楽天イーグルスの経済効果を調べるために東北楽天イーグルス対千葉ロッテマリーンズの試合観戦をしてきました。仙台駅から球場に向かうまでにもそれぞれのユニフォームを着た多くのファンが見られ、球場までの観戦客専用バスも走っており、球場の周りや中にはグッズ販売や飲食ブースもあり多くの人が見られ大変なにぎわいを見せていました。動員者数は21,620人ということで、この人数のチケット売り上げはもちろん、先述したように球場内ではグッズ・飲食などの多くの購買行動がなされていました。スポーツ観戦における経済効果は球場内だけではなく、球場外でも様々あると考えられ、私たちが福島から移動したように様々なところからの移動や相手チームのファンのような遠方からの観客に関しては移動費だけではなく宿泊代などの消費もあります。
更には野球観戦に関係すること以外で、地域における名産物の購買や試合後の街での飲食をしたり、観光地を訪れたりすることが特に大きな経済効果をもたらすと思われます。1回の試合が行われるのにもいろいろな購買行動がなされており、様々なところで経済効果が出ているとわかります。野球に限らずスポーツは1回だけではなくシーズン通して行われるために試合ごとにある一定以上の経済効果が見込まれることを考えれば、スポーツ観戦というのは、様々なものに波及し地域において大きな経済効果を見込むことができるといえます。仙台に関して言えば、楽天イーグルスだけではなくベガルタ仙台や仙台89ERSなどのプロスポーツチームがあり、仙台におけるスポーツ観戦の経済への効果は大きいものなのではないかと思います。野球に限らずどのスポーツでも盛り上げるには、チームだけの頑張りだけではなく、ファンの支援が必要であり、その規模が広がれば広がるほど地方経済も盛り上がり、相乗効果で良くなっていくと思います。
新しくゼミに入る2年生を含めての初めての課外での活動ということで、結果で言うと楽天イーグルは惜しくも負けてしまったのですが、野球というみんなで1つになって盛り上がることができるスポーツ観戦をし、そのあと飲食を共にしたことで、親睦を深めることができ、次のセメスターから始まるゼミ活動に弾みをつけられたと思います。