※後援会報 第49号(2015.1/23発行) 転載記事
若木 大(井上健ゼミ)
井上ゼミは統計学を専門にしているゼミで、パソコンと向き合って数多の数字やデータを見ながらひたすらデータの整理・分析をするイメージがありますが、実際はそれだけではなく、ゼミ生同士で活発的な意見交換を行っており、他のゼミにも負けないぐらい活発的なゼミです。
ゼミの活動では統計についての知識を学びながら、今年度はグループワークを中心にグループディスカッションを行っています。このグループワークでは、答えが一つのようなテーマについての討論などではなく、グループごとに着目する点を見つけてそれについてゼミの中で討論をしています。大学に入って、講義や授業などで教わる授業などは多くありますが、なかなか自分の意見や考えを発表するだけではなく、他の人の考えを聞いた上で自分の意見や思っていることを発表する機会は限られており、ゼミの中でお互いが疑問に考えていることを言い合うことは、井上ゼミの強みではないかと思っています。
また、ゼミ生同士で様々なイベントを自主的に企画して行っており、その中でも2年生が多く参加したゼミ合宿と芋煮会は非常に印象に残っています。
ゼミ合宿は夏休みの9月上旬に行い、会津若松を起点としてネギ蕎麦で有名な大内宿や会津の酒蔵として非常に有名な末廣酒造、また魚釣りと個人ではなかなか経験できない体験をしました。また夜は、井上ゼミでは恒例となっているBBQを猪苗代湖のロッジで行い、まだ入ったばかりで井上ゼミに慣れていない2年生と交流を深めることが出来ました。何より、魚釣りで取った魚を自分たちで焼いて食べる経験は何よりも印象に残っています。
芋煮会は企画や準備など突然に企画が挙がったものの、井上先生の配慮やゼミ生同士で役割分担をし、大いに盛り上がりました。
かなり個性的なメンバーが多く、収集がつかないこともありますが、それでもまとまっていられるのはおそらく、井上先生が怒る姿を見たことがないというほどの温厚な性格で、学生一人ひとりに対して真摯に答えてくれることから、今の井上ゼミの良い雰囲気が出来ているのではと思います。統計の部分ではなかなか難しい作業があり、悪戦苦闘する部分もありますが、ゼミ生同士で協力しながら楽しくやるだけではなく、オンとオフの切り分けをしっかりとし、これまで以上に活発的・自主的に活動できるゼミにしていきたいです。