2013年6月18日火曜日

林 薫平(特任准教授)新任教員あいさつ

林 薫平(特任准教授)

初めまして、このたび着任致しました林薫平と申します。食料経済・農業政策、食農教育等の分野を担当させていただきます。

出身は、農学部・農学系大学院です。農学部では、農業、林業、畜産、水産や、農学による国際協力等、うすくひろく勉強しておりました。大学院では、コモンズ(共有田、溜め池、放牧地、漁場・入り浜等)と、その利用・管理をめぐる集落社会の意思決定の仕組みについて研究していました。

この5年間は、生協連の研究所(公益財団法人 生協総合研究所)の場で、食料・農業・環境・エネルギーの政策調査の仕事をしてきました。この間には、食料自給率、食の安全安心、TPP、震災・放射能問題等、食・農の分野だけを見ても大きな情勢変化があり、勉強になりました。また、この間の経験から、生協人・協同組合人としてのアイデンティティも感じています。

本学では、行政の農業政策・農産物流通政策・消費者政策や、農業団体の営農ビジョン等にかかわる機会があると思います。原発事故・放射能汚染や津波被害からの農業・農村再建という中で、長期的には、環境と調和した循環的農業や、耕畜連携・里山里海・森里海連環等のテーマも大事だと思っています。また、1970年代の有機農業運動がそうであったように、消費者と生産者の「提携」の考え方が今の福島の状況でどう生かせるかも課題だと思います。

 さて、私ごとですが、子どもが4人います。小学校2年生の長女を筆頭に、1歳の次女まで、2年おきです。毎日大騒ぎで、子育ても大変ですが大黒柱の女房が奮闘しています。趣味はギターでフォークソング等を歌うことです。子どもたちと、木工で簡単な弦楽器を作って、一緒に弾きながら歌を歌う教室等をできないかなーと考えています。どうぞよろしくお願いします。

提供:写真部(屋上からの風景)