5月21日(土)におこなわれた、沼田教養演習・佐藤英司教養演習の合同新入生学外研修、また合同報告会について、お知らせします。
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沼田教養演習・佐藤英司教養演習では，合同で新入生学外研修を実施しました．研修を通じて学んだ地域の課題および課題解決案を、各教養演習で議論・検討し，7月に合同報告会を開催してその成果をお互いに報告しました．以下では，その様子を紹介します．
1. 合同での新入生学外研修
5月12日(土)，沼田教養演習・佐藤英司教養演習は合同で摺上川ダム・飯坂温泉にて新入生学外研修を行いました．まず摺上川ダムを訪問し，ダムの概要を説明していただきました．つづいて，ダムの浸透流観測室・ダム天端・下流広場を見学し，見学後に交流を深めるためのレクリエーションとしてドッジボール大会を下流広場にて開催しました．その後，飯坂温泉へ移動し，公衆浴場で実際に入浴しドッジボール大会の汗を流した班や足湯でのんびりした班など事前に検討していた散策案にもとづいて飯坂温泉を散策しました．
2. 学外研修合同報告会
7月12日(木) 3時限目，沼田教養演習・佐藤英司教養演習による学外研修合同報告会を行いました．「衰退しつつある飯坂温泉の日帰り顧客増加に対する方策」・「そうだったのか！！！摺上川ダム」・「適切な福島市の水道料金」・「新たな飯坂のまちづくり」というテーマで，沼田教養演習・佐藤英司教養演習それぞれ2班ずつ各20分ほどでプレゼンをしました．どの班も十分な準備をしており，完成度の高いプレゼンでした．
・ 福島市の水道や下流地域にとってかなり重要な役割をダムが果たしていることを知ることができました。飯坂温泉は温泉街らしい雰囲気で、始まって間もない学校生活の疲れ？も少しは癒せたと思いました。
・ 報告会では同じ事柄に関して報告を行っているにも関わらず、着目点が違い多角的に物事をみる訓練や発表の訓練になった。
・ 2週間に1度のペースでの報告の準備は大変でした。先生や他の班の方に改善点を指摘してもらえたことで、報告の回数を重ねるごとに自分たちの資料が少しずつ改善されているのが目に見えて嬉しかったです。
・ 実際に自分たちが見たものから、課題を見つけ、改善策を考えるというのは、あまりこれまでに経験したことがなく，やりがいがあった。これからどうすべきか分析することの難しさを学べた。
・ 発表する側の分かりやすいスライドと聞き手の見やすいスライドは異なることが分かった。大学4年間でしっかりとした発表ができるように、これからゼミでしっかり学んでいきたい。
4. 担当教員による所感
今回の取り組みは，親睦を深めるだけになりがちな新入生学外研修を1回限りのものとせず，その研修内容から課題を発見し，探求する力を養成するように，学外研修を最大限活用してみたものです．報告会を最後に実施することで，各演習での目的を明確化し，また演習ごとでの違いから各自の取り組みを振り返ることを可能にしました．その結果，受講学生の高い満足度を達成することができ，かつ、問題を発見し解決する力を実践的に身につけることができたように思われます．
沼田大輔・佐藤英司
