2015年5月18日月曜日

ゼミ活動報告:われらが遠藤ゼミ

※後援会報  49号(2015.1/23発行) 転載記事

村越 悟(遠藤明子ゼミ)

私の所属している遠藤ゼミでは、南会津町での活動を中心に行っています。活動内容は福島県内の子どもたちを、低線量地域である南会津へキャンプに連れ出すという活動です。ソーシャル・マーケティングの実践として行っており、非常にやりがいと苦労を感じるものでした。フィールドワークは、座学では得ることができないであろう多くの経験を与えてくれました。子どもたちとの触れ合いや自然との関わりは、経済経営学類に多くのゼミがあるなかで、遠藤ゼミでしか味わうことのできないものだと考えています。また演習は、「規模の経済」という経済学における基礎知識の振り返りから、「AIDAモデル」などの消費者行動論の考え方といった幅広い知識を学んでおり、座学とフィールドワークを上手に取り入れた素晴らしい内容だと思います。話し合いの中から生まれた疑問をゼミ生と話し合い、肩肘張ることのない雰囲気で先生に相談できたことは、学ぶ意欲をより燃やすことに繋がったと私は感じました。


就職活動においては、ゼミでの活動が大いに役立ちました。民間企業を志望していたため、面接の機会が非常に多くあり、コミュニケーション能力や集団討論の際の発言力が重要でした。特に、集団討論における発言力は自信につながりました。ゼミの時には必ず意見を言えるようにという約束がありました。発言する力、意見をまとめられる力、聞く力これらが全て養われていたのです。ゼミ参加前は人前にでることに対して臆病だった私も大きく成長できました。また、昨今CSRを重視する企業が増えてきた中で、ソーシャル・マーケティングは、興味をお持ちになる面接官の方が多かったと感じました。ただ利益を求めればよいというわけではなく、これからはどのようにして会社が社会問題に取り組めるのかが、大切になってくるのではないかと個人的に思いました。おかげで、良い企業に出会えることができ、満足できる就職活動となりました。本当に感謝しています。

最後になりますが、優しく丁寧にご指導いただいた遠藤明子先生と個性的でとても仲の良いゼミ生と、とても仲の良い個性的なゼミ生と共にこれまで活動できたことを誠に嬉しく思います。学ぶだけではなく、仲間と交流する意味合いでも環境に恵まれ、大切な4年間でした。胸を張って、卒業式を迎えたいと思います。ありがとうございました。

提供:遠藤明子ゼミ