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2017年2月15日水曜日

ゼミ活動報告:遠藤ゼミ活動紹介

※福島大学経済経営学類後援会会報  53号(2017.1/27発行) 転載記事

ゼミ活動報告

遠藤ゼミ活動紹介

企業経営専攻 遠藤明子ゼミ2年 吉田  司

私たちのゼミは3年生13名、2年生10名の計23名で活動しています。

3年生は、主に郡山野菜ブランド野菜協議会とコラボし、販売活動の一部に参加しています。今年の8月には、福島県産の桃を使ったシャーベットを開発し、郡山表参道マルシェと呼ばれる青空市で自らのブースを設置し販売しました(12月には郡山ブランド野菜協議会が生産した、さつまいもを使った焼き芋で出店予定)。それらの体験をもとにデータを収集し、どうして売れたのか、今後どのように販売していくか、などについて、分析しています。また、農家さんや他大学の農学部の方々との交流も活発に行っており、生産者と販売者との関連性を考えつつ、マーケティングを学んでいます。

私たち2年生は、3年生のような専門的な活動はまだしていません。現在は「チェンジメーカー」という世の中に変革をもたらした優秀な社会起業家たち18名の活躍が書かれた本を読んでいます。3~4人のグループに分かれ、グループごとに決めた1人の社会企業家の活動をまとめたスライドを週に一回程度作成します。そして、他のグループと本を読んでいない3年生に向けて毎週発表します。発表後は、パワーポイントの評価点・改善点、プレゼンテーションの評価点・改善点について聴衆から指摘を受けます。

この活動の難しいところは、グループ活動であるため、それぞれの考える要点が違うことが多く、一貫した内容のパワーポイントの作成がしにくいことです。また、発表を聞く3年生が本を読んでいないというところも難しい点です。本を読んでいる私たちにとってはわかりやすく作ったと思える資料でも、事前情報がまったくない人にはうまく伝わらないことが多くあります。プレゼンテーションでは、作成したパワーポイントを読み上げてしまい、発表者として聞き手の顔を見ることができないことに苦労する人もいました。しかし、発表後の指摘を受けたり、発表を繰り返すことでひとつずつできることが増えたりすることで、自分たちが少しずつ成長していることを感じています。

ゼミ以外での活動もあり、大変だと思うこともありますが、今行っている活動が今後、3年生が取り組んでいるような発展的な活動をする上で、大切になると思います。そのため、現在の活動をしっかりと行い、基礎的な力を身につけたいです。今後の専門的な活動が楽しみです。







2016年9月12日月曜日

経済経営学類教育体制の概要(経済経営学類 教務委員 遠藤 明子)

経済経営学類教育体制の概要

※福島大学経済経営学類後援会会報  52号(2016.8/1発行) 転載記事


経済経営学類 教務委員 遠藤 明子

新カリキュラムの完成

 経済経営学類では、2012年にカリキュラムの改革を行い、2013年度入学生から新カリキュラムが適用されています。このカリキュラムでは、本学類の教育にとって重要な、必修度の高い入門科目群であるリテラシーI~Ⅲ科目を手厚くし、早いセメスターに配置しています。また必修である経済英語演習の履修セメスターを4(2年次後期)から3(2年次前期)へと早めました。つまり、入学後の早期から経済経営の基礎的な専門科目(共通教育科目ではないという意味です)を履修してもらうという設計です。これはかねてからの学生の要望でもありました。ようやく今年度から1~4年次の学生がすべて新カリキュラムのもとで学ぶ体制となった段階であり、その成否の判断は今後を待たなければなりませんが、学生も担当教員も総じて手応えを感じています。

履修基準と要卒GPA

福島大学を卒業するためには最低でも合計124単位を修得する必要があります。この124単位は全く自由に埋めればよいのではなく、「自己デザイン領域」、「共通領域」、「専門領域」、「自由選択領域」の区分ごとに定められた必修単位を組み合わせなければなりません。このきまりを履修基準といいます。
ガイダンスにおける履修指導と『学習案内』の記載をよく理解して計画的に履修することが必要です。

 また、本学類の卒業にはもうひとつ大切な要件があります。それが要卒GPA です。Grade Point Average の頭文字です。本学での各科目の成績評価はABCD(ここまでが合格で、単位が与えられます)、F(不合格で、単位は与えられません)の5段階です。それぞれの評価には4、3、2、1、0のGrade Point GP)が付与されます。学類では、専門領域科目のうちの特に定める科目群58単位分について、そのGP の平均が2.0を超えないと卒業資格を与えません。

 その科目群の成績評価が、例えばすべてD Cであった場合、たとえ単位が取れていたとしてもGPA 2.0に足りませんから、卒業できないということになります。毎年僅かな人数ではありますが、卒業に必要な(=要卒)単位数は足りていても要卒GPA2.0が足りずに留年する学生がいます。厳しいようですが、本学類の学士号の質を維持し保証するためにある制度であるとご理解ください。

アドバイザー教員制度

 本学類にはアドバイザー教員制度があります。アドバイザー教員とは、おもに、そのときのセメスターにおいて履修・所属している少人数の演習科目の担当教員を指します。カリキュラムの設計上、経済経営学類生は入学したときの第1セメスターから卒業するときの第8セメスターまで、教養演習I、Ⅱ、経済英語演習、専門演習、卒業論文演習といった少人数の演習科目を履修します。その多くは必修科目です。各演習科目の担当教員は、学生の求めに応じて日常的に就学や生活に関わる相談を受けたり、教員が必要を意識した際には教員のほうからアプローチして面談を行ったりすることになっています。学生の状況を日頃からきめ細かく把握し、指導に結びつけるためのこのようなやり方のことを、私たちは「アドバイザー教員制度」と呼んでいます。

 かつての大学のイメージからすれば、このような指導体制は「過保護」にみえるかもしれません。けれども、大学進学率が全国平均で50%を超える近年の状況において、学生が抱える悩みや困難を早期に把握し、それらに対処するためには、少人数教育の演習指導の仕組みを利用するのがもっとも適切な方法だと私たちは考えています。なお、同様の問題意識を持っている他大学はいまや多数派となっています。

 アドバイザー教員からは前期と後期に就学状況報告書を提出してもらっています。これにより成績や就学状況、学生生活上の懸念のある学生について報告してもらい、その情報を教務委員と学生生活委員とで共有し、必要に応じて当の学生と面談を行ったりしています。

 この仕組みを導入したことにより、従来よりも学生の問題状況を把握しやすくなったといえます。しかし、演習科目に出席しなくなったり、教員との連絡を絶ったりする学生については、その状況をさらに詳しく把握し、対処することが難しくなります。
特に成績に懸念のある学生には早期警告の措置をとっています。また、ご希望があったご家庭に対しては、学生の成績の善し悪しとは関係なく、毎年夏に成績表をお送りしています。後援会会員各位のお目配りとご協力を仰ぐ次第です。

さまざまなプログラムと外部団体科目

 本学類では、さらに意欲的に勉強したい学生のために、学類生に一律の履修基準と並行してさまざまな特別の教育プログラムを用意しています。会計エキスパート養成プログラム、グローバル人材育成プログラム、英語特修プログラム(英語副専攻制度)、ふくしま未来学プログラム(COC)、情報特修プログラムなどです。
 また、多様な外部団体による講義も増えており、産学連携が進んでいます。本年度では以下の講義群が該当します。東邦銀行提供講義「地域金融論」、野村證券提供講義「証券市場論」、日本損害保険協会提供講義「リスク・マネジメント」、志友会提供講義「特別演習 福島起業塾」、楽天野球団提供講義「プロスポーツ経営実践論」、公認会計士協会東北会福島県会寄附講義「財務諸表監査」、東北税理士会連携講義「特殊講義 中小企業と会計実務」、信陵同窓会連携講義「キャリアモデル学習」、三菱商事復興記念財団「地域論Ⅰ」、ワンアジア財団寄附講義「アジア共同体構想と地域協力の展開」などです。

 詳しくは、経済経営学類公式ブログ http://www.econ.fukushima-u.ac.jp や、本学公式サイト http://www.fukushima-u.ac.jp/index.htmlをご覧ください。それらについては、入学時のガイダンスのほか、『学習案内』によって学生に周知しています。在学途中からでも参加できるものもあります。趣旨をご理解いただき、学生に諸プログラムや講義への参加を促してくださればなによりです。


なお、上記の学類ブログは学類の広報のために作られているもので、学類のカリキュラムの理念とかたち、教育研究実践をはじめ、ゼミの様子や学類生の諸活動などを発信しています。ゆっくりご覧いただければ経済経営学類の状況がよくおわかりいただけるかと思います。

2016年7月9日土曜日

田中俊之先生(男性学)の学術講演会開催

田中俊之先生(武蔵大学社会学部)による学術講演会(経済経営学類、経済学会共催)が2016年7月6日(水)14:40-16:10に福島大学L3教室にて行われました。

講演中の様子(撮影:遠藤明子)
田中先生は、男性学を専門とする、今注目の社会学者です。男性学とは、男性ゆえに抱える生きづらさを解明し処方箋を描く研究分野です。これまでジェンダー(性差)に関する研究といえば女性学(フェミニズム)が一般的でしたが、ここ数年、田中先生のお仕事を初めとして男性学も急速に脚光を浴びています。

今回の学術講演会のテーマは「大学生の男女で考える、これからの男性の働き方」でした。

大学生のキャリア問題というと、就職活動に関心が集中する傾向がありますが、本来キャリアは長期的な視野で考える必要があります。現在の大学生は、年金受給年齢の引き上げが続く流れからすると、おそらく卒業後50年間(!)働き続けなければならないでしょう。さらに、低成長経済のもとでは、男性が主たる稼ぎ手、女性は家事・育児・介護を担うという、性的役割分業や男性稼ぎ手モデルは立ちいかなくなってきています。そのようななか、高度経済成長期に確立した働き方のままでは、男性も、女性も、そして子どもも生きづらさを抱えてしまいます。

そこで今回の学術講演会では、大学生に向けて、これからの働き方を考えるための糸口を、田中先生はユーモアを交えながらお話くださいました。

受講した学生のコメントカードには、今までで一番おもしろい授業だった、自分事として考えられた、これまで抱えていた辛さから楽になった、(自分は女性だけど)男性も辛いということがわかった、目から鱗が落ちる内容だった、といった感想がたくさん寄せられました。

(文責:遠藤明子)

2015年5月18日月曜日

ゼミ活動報告:われらが遠藤ゼミ

※後援会報  49号(2015.1/23発行) 転載記事

村越 悟(遠藤明子ゼミ)

私の所属している遠藤ゼミでは、南会津町での活動を中心に行っています。活動内容は福島県内の子どもたちを、低線量地域である南会津へキャンプに連れ出すという活動です。ソーシャル・マーケティングの実践として行っており、非常にやりがいと苦労を感じるものでした。フィールドワークは、座学では得ることができないであろう多くの経験を与えてくれました。子どもたちとの触れ合いや自然との関わりは、経済経営学類に多くのゼミがあるなかで、遠藤ゼミでしか味わうことのできないものだと考えています。また演習は、「規模の経済」という経済学における基礎知識の振り返りから、「AIDAモデル」などの消費者行動論の考え方といった幅広い知識を学んでおり、座学とフィールドワークを上手に取り入れた素晴らしい内容だと思います。話し合いの中から生まれた疑問をゼミ生と話し合い、肩肘張ることのない雰囲気で先生に相談できたことは、学ぶ意欲をより燃やすことに繋がったと私は感じました。

2015年4月22日水曜日

楽天野球団・立花社長の講義行われる

2015年4月から経済経営学類専門科目として新規開講した「プロスポーツ経営実践論」ですが、第2回の4月17日(金)には、楽天野球団の立花陽三社長が講義を担当されました。球団のビジョンや、他のプロスポーツビジネスとの比較、ファン育成の重要性など、トップマネジメントならではの視点で学生にわかりやすく伝えてくださいました。
立花陽三社長
222人の履修登録者で埋まったL2教室
立花社長が「福島県で楽天イーグルスのファンを増やすにはどうしたらよいだろうか」といった問いを学生に投げかけると、学生からそれに対する意見や質問の手が次々に上がるなど、シャイな学生が多いにもかかわらず、大変盛り上がった回となりました。

2015年4月10日金曜日

楽天野球団連携講座「プロスポーツ経営実践論」新規開講

福島大学経済経営学類では、東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する、株式会社楽天野球団と連携して「プロスポーツ経営実践論」を平成27(2015)年度4月から新規科目として開講しました(成績評価・単位認定あり)。同社のビジネスモデルを事例として、実際のプロスポーツ経営に関する講義を行います。4/10から7/24までの毎週金曜(5/8除く)、全15回にわたって、トップマネジメントから現場レベルまで、様々な立場の同社職員が講師を務めます(楽天野球団のプレスリリースはこちら)。

4/17は立花陽三球団社長自ら球団ビジョンについて解説します。また、福島大学出身職員が講師を務めたり、受講生が楽天イーグルスのマーケティング企画・立案を体験する回があるなど、受講生がプロスポーツ経営をより身近に実感できる内容が用意されています。

2014年3月17日月曜日

専門演習紹介:遠藤明子ゼミ・ コドモイナGOの取り組み

※後援会報  第47号(2014.1/24発行) 転載記事

小野 洋平(遠藤明子ゼミ生)

遠藤ゼミには2013年度現在、4年生11名、3年生8名の計19名(男子9名、女子10名)が所属しています。ソーシャルマーケティングをゼミの大きなテーマとして、グループワークに取り組んでいます。ソーシャル・マーケティングとは、営利企業で培われたマーケティングの手法や知識を応用して社会問題の解決を目指すものです。

2014年1月14日火曜日

教養演習紹介:遠藤明子ゼミ・充実した2日間

※後援会報  第46号(2013.8/2発行) 転載記事

須田 浩之(遠藤明子ゼミ生)


私たち遠藤ゼミは、5月11日-12日に中村陽人ゼミと合同で南会津の旧伊南村に行き、合宿をしてきました。当日の天気はあいにくの雨だったので予定されていたお花見はすることができませんでしたが、他に予定されていた焼きそば作りやバーベキュー、カレー作りは皆で協力して行うことができました。

2013年8月14日水曜日

遠藤明子研究室:福島の子ども外遊び支援「コドモイナGO」の実施

遠藤明子研究室(専門演習)では、2013年8月7日(水)から11日(日)の4泊5日にわたって、福島県南会津町旧伊南村にて、福島の子ども外遊び支援プロジェクトコドモイナGO」を実施しました。

2011年3月の原発事故以降、福島県の中通りおよび浜通りの多くの地域で、子どもたちの外遊びがままならなくなっています。事故当初より改善されたとはいえ、2年経った今でも、子どもたちの生活環境の少なからぬ地点において、平時の国際基準よりも高い放射線量※が観測されています。事故前と同様に安心して遊ぶことのできない子どもたちが、まだまだ沢山いるのです。


2013年5月10日金曜日

専門演習紹介:遠藤明子ゼミ・南会津子どもキャンプ

※後援会報第45号(2013.1.25発行)転載記事

渡邉 弥生(遠藤明子ゼミ生)

影、編集、作曲、パンフレット制作、Webページ制作、そして子どもたちとの触れ合い。活動内容を紹介すると、何のゼミなの?と尋ねられることがしばしばありますが、マーケティングのゼミです。私たちは、一般的な営利マーケティングではなく、社会的問題の解決を目的とするソーシャルマーケティングを学び、例年、公共広告のあり方などについて考えてきました。さらに今年度は、社会貢献活動にも活動の幅を広げました。

遠藤ゼミは2012年度現在、4年生7名、3年生11名、2年生8名の計26名が所属し、学年ごとに異なるテーマでグループワークに取り組んでいます。今回は、8月に行われた「南会津こどもキャンプ」に携わった遠藤ゼミ6期生(現3年生)の活動を報告します。

現在、福島の子どもたちは福島第一原発事故の影響で、外遊びを制限または自粛しなければならない状況が続いています。そこで、線量の低い南会津で思いっきり外遊びをしてもらおうと「南会津子どもキャンプ」の企画が立ち上がりました。私たちは、この企画を多くの小学生とその保護者に知ってもらうため、様々な広報活動を行いました。

2012年4月、テキストを片手にWebページ制作とPV制作に取り掛かりました。PVはAIDAモデルをもとに構成し、BGMの作曲も手がけ、YouTubeを活用し多くの方に見ていただける環境を整えました。この作業は、センスと根気がいるもので、研究室に6時間近く籠ることもありました。5月にはチラシを制作し、福島の小学校をはじめ、イベント会場でも配布を行いました。その結果、たくさんの応募がありました。

キャンプの事前準備のためにも様々な活動を行いましたが、割愛します。そして8月のキャンプ本番ではボランティアスタッフとして参加し、子どもたちと共に南会津の大自然に触れ、とても貴重な経験をすることができました。後日郵送してもらった子どもたちの感想には、「楽しかった」「来年も行きたい」といったものや、私たちへの感謝の言葉もあり、本当に胸がいっぱいになりました。お返事として、一人一人にメッセージを書いた色紙と、キャンプの様子を収めたDVDを贈りました。

12月、活動の集大成として学習院女子大学で報告を行い、福島の現状とキャンプでの子どもたちの様子を伝えました。活動のアウトプットを行い、フィードバックをもらうことで、今後の課題が明らかとなりました。また、学生同士の交流もでき、親睦を深めることができました。

個人がそれぞれの精通する分野で力を発揮し、一つのものを作り上げることで、私たちは大きく成長することができました。今後も、遠藤先生のご指導のもと、何事にも全力で挑戦し続けるゼミでありたいと考えています。

提供:菊池壯藏教授(経済棟脇のしだれ桜)