※福島大学経済経営学類後援会会報 第53号(2017.1/27発行) 転載記事
ゼミ活動報告
遠藤ゼミ活動紹介
企業経営専攻 遠藤明子ゼミ2年 吉田 司
私たちのゼミは3年生13名、2年生10名の計23名で活動しています。
3年生は、主に郡山野菜ブランド野菜協議会とコラボし、販売活動の一部に参加しています。今年の8月には、福島県産の桃を使ったシャーベットを開発し、郡山表参道マルシェと呼ばれる青空市で自らのブースを設置し販売しました(12月には郡山ブランド野菜協議会が生産した、さつまいもを使った焼き芋で出店予定)。それらの体験をもとにデータを収集し、どうして売れたのか、今後どのように販売していくか、などについて、分析しています。また、農家さんや他大学の農学部の方々との交流も活発に行っており、生産者と販売者との関連性を考えつつ、マーケティングを学んでいます。
私たち2年生は、3年生のような専門的な活動はまだしていません。現在は「チェンジメーカー」という世の中に変革をもたらした優秀な社会起業家たち18名の活躍が書かれた本を読んでいます。3~4人のグループに分かれ、グループごとに決めた1人の社会企業家の活動をまとめたスライドを週に一回程度作成します。そして、他のグループと本を読んでいない3年生に向けて毎週発表します。発表後は、パワーポイントの評価点・改善点、プレゼンテーションの評価点・改善点について聴衆から指摘を受けます。
この活動の難しいところは、グループ活動であるため、それぞれの考える要点が違うことが多く、一貫した内容のパワーポイントの作成がしにくいことです。また、発表を聞く3年生が本を読んでいないというところも難しい点です。本を読んでいる私たちにとってはわかりやすく作ったと思える資料でも、事前情報がまったくない人にはうまく伝わらないことが多くあります。プレゼンテーションでは、作成したパワーポイントを読み上げてしまい、発表者として聞き手の顔を見ることができないことに苦労する人もいました。しかし、発表後の指摘を受けたり、発表を繰り返すことでひとつずつできることが増えたりすることで、自分たちが少しずつ成長していることを感じています。
ゼミ以外での活動もあり、大変だと思うこともありますが、今行っている活動が今後、3年生が取り組んでいるような発展的な活動をする上で、大切になると思います。そのため、現在の活動をしっかりと行い、基礎的な力を身につけたいです。今後の専門的な活動が楽しみです。