2015年7月13日月曜日

ゼミ活動報告:新生ゼミ室で白熱議論(藤原一哉ゼミ)

 ※後援会報  49号(2015.1/23発行) 転載記事

渡邊 凌(藤原一哉ゼミ) 

 本ゼミは藤原一哉教授の専門分野である「財政学」を中心に演習をしております。2014年度後期は、東日本大震災で被災した自治体の政策の書かれた本をテキストとして学んでおります。本ゼミ生のほとんどが被災3県の出身者ということもあって、震災当時の状況を基に復興政策の良し悪しの議論や、震災前と後での自治体運営の変化やあり方について、毎週議論しています。

 一見するとお堅いゼミに感じられますが、雰囲気は学類一と言っても過言ではないくらいに、ゼミ生のカラーが光る「ゆるい」ゼミだと思います。一人一人が考えを持っていて、興味関心も違うのでバラエティーに富んでおり、常にいろいろな視点からの議論が展開されているため、とても面白いです。

 さて私たち3年生は夏までS講義棟での演習でしたが、現在は改装工事が完了した経済経営学類棟でのびのびと活動しております。本年は新ゼミ生が2人と例年に比べかなり少ないですが、前セメスターより出席率もあがり? ゼミ生のやる気も上がってきました。やる気の上昇に伴ってか藤原教授もプレゼンテーションの課題を増やしたり、「では最後に・・・」と言ってから30分、長いときには1時間以上も議論に熱が入ることもしばしば増えてきました。終わってみれば、始まった時とはまったく違った話題が議論になっていることも・・・。またほかのゼミに比べて課外でのゼミ生間の交流が少ない傾向の本ゼミですが、夏には福島市の荒川さくらづつみ河川公園で、教養演習の1年生と合同でバーベキューを開催しました。さらに2014年末には数年ぶりの忘年会を行う予定で、ようやく課外での交流の機会も増えてきました。最近では就職活動が活発化する3年生が、専門演習終了後のゼミ室で自主勉強をしていたり、先輩と後輩で就職活動や検定・試験の教え合いも増えてきていて、いい雰囲気となってきました。

 これから先の本ゼミの活動ですが、これまでどおりの「ゆるい」雰囲気で財政学や自治体問題をテーマに議論していくことだと思います。できればあまり来ないゼミ生にも来てもらい、たまには合宿や交流会もしてみたいです。

 藤原教授としては、願わくば本ゼミ生から初の信陵論叢掲載でしょうか?それに向けて私たちゼミ生も日々勉強・研究に精進してまいりたいと考えております。最後になりますが、ここまで本ゼミが活動できるのも藤原教授、後援会のご尽力があってのことです。この場をお借りして御礼申し上げます。